<Header>
<Author: 李頎>
<Title: 送李回>
<Format: 格式不明>
<Year: 1965>
<BookName: 唐詩選　下>
<Translator: 斎藤晌>
<style: 現代文無假名>
<style2: 日本現代譯文無假名標注>
<TranslatedTitle: 李囘（りくわい）を送（おく）る>
<BookPage: 86>
<UsedPage: 1>
<Feature: 1, 4>
<End Header>
<Poem>
知君官屬大司農，
詔幸驪山職事雄。
歲發金錢供御府，
晝看仙液注離宮。
千巖曙雪旌門上，
十月寒花輦路中。
不覩聲明與文物，
自傷流滯去關東。
<End Poem>
<Translation>
君が司農寺に任官したことを知っている。つまり漢代の呼稱に從えば、大司農に属するわけで大したものだ。今囘は驪山へ行幸を仰せいだされたので、君の職掌事項も重大となる。毎年、金錢を徵發して御府に納めるという仕事をやっているし、従ってまた、これから毎日、離宮で温泉が流出して適當に配分されるのを監視されることになる。
まもなくご出發だ。途中の泊まりでしつらえられる行宮には天子の御座所を表示する旗のぼりがたてられ、あけぼのになれば、あちこちにつらなる岩山につもった雪が、その上に自々と冴えているだろうし、十月(太陽暦の十一月の末ごろ)のさむざむと咲いた菊の花がおなりの道すじを飾っていることだろう。しかし、わたしは、このたびの晴れの行幸の行列に加わることができず、美々しく、みやびな宮廷の盛儀を拝観することができない。ここにとり残されて、やがて任地の關東に去って行かなければならない。
<End Translation>
<Formatted Translation>
君が司農寺に任官したことを知っている。つまり漢代の呼稱に從えば、大司農に属するわけで大したものだ。
今囘は驪山へ行幸を仰せいだされたので、君の職掌事項も重大となる。
毎年、金錢を徵發して御府に納めるという仕事をやっているし、従ってまた、これから毎日、離宮で温泉が流出して適當に配分されるのを監視されることになる。
まもなくご出發だ。
途中の泊まりでしつらえられる行宮には天子の御座所を表示する旗のぼりがたてられ、あけぼのになれば、あちこちにつらなる岩山につもった雪が、その上に自々と冴えているだろうし、
十月(太陽暦の十一月の末ごろ)のさむざむと咲いた菊の花がおなりの道すじを飾っていることだろう。
しかし、わたしは、このたびの晴れの行幸の行列に加わることができず、美々しく、みやびな宮廷の盛儀を拝観することができない。
ここにとり残されて、やがて任地の關東に去って行かなければならない。
<End Formatted Translation>